眠れないくらいうるさいハムスターの回し車やかじる音、暴れる音、騒音対策をまとめています。
ハムスターを飼う前に
ペットを飼いたいけど日中は家にいないから世話できない、マンションなので犬や猫のペットが飼えない、という方にとってハムスターはとってもおすすめのペットです。
ふわふわの毛とかわいらしい顔で癒してくれます。サイズが小さいので床材、トイレ、餌、どれもが消費量が少なく、お金もあまりかかりません。生体代に至っては1000〜3000円程度で購入できます。
唯一、お勧めできないのが、夜行性で夜活動的であるということです。一度寝たら騒音など気にせず眠れる人はいいですが、
気になる人はハムスターの騒音が気にならないように寝室とハムスターの部屋を別にした方がいいです。
とはいっても、音が全く寝室に響かない部屋って、なかなかないですよね。この記事ではハムスター騒音対策をまとめていきます。
ハムスターの騒音の原因
ハムスターの騒音の原因の第一位は回し車(勝手にランキングしました)です。回し車は全部一緒に思えがちですが、モノによって全然音が違います。
デザインだけで選んだハビんぐハーモニーのサイレントホイールは、ホイール自体は静かなのですが、スタンド部分が大型の空洞になっていて、吸盤部分の粘着力が弱まるとすぐ外れてガタガタなるようになりました。恐ろしい騒音。
もう一つがハムスター がケージを出たがってオリをかじったり、脱出しようと暴れる時の騒音です。それぞれの対処方法を見ていきましょう。
騒音がしにくいオススメ回し車
三晃商会のサイレントホイールシリーズは音が気にならない定番ホイールだと思います。
昔は回し車といえば上のようなカラフルなものばかりだったのですが、最近はインテリアにも合うカラーも出ています。
↓の商品は同じ三晃商会のもので、インテリアにもあう白のホイールでゴールデンハムスターもゆったり回れるサイズでオススメです。
スタンドは針金?タイプでスッキリしていますが、テープなどでご自身で固定することをおすすめします。この固定がしっかりできていないと、どの回し車でも騒音が発生します!!
金網ケージの場合は直接金網に取り付けると思いますが、金網自体が振動するのでそれはうるさいです。後述しますが、ケージは水槽タイプをおすすめします。
ホイールサイズはハムスターのストレスを溜めないためにも生体サイズより十分大きい回し車をおすすめします。
ゴールデンハムスター系(キンクマ、カラー、長毛など)であれば直径21cmがお勧めです。ジャンガリアンハムスターなどのドワーフ系は17cmあれば余裕があります。それぞれ一回り小さくても回れるのですが生体のサイズによっては回りにくそうにしていることがあります。
何個も回し車買いたくないですし、大きめサイズを買っておくといいと思います。
回し車がうるさい時の対処方法
上記のように騒音のしにくい回し車を選んでも、どうしてもゲージと回し車のスタンドに隙間ができてしまい、ガタガタ音が鳴ることがあります。
そんな時は段ボールやタオルをカットして隙間部分に入れ込んで隙間をなくすと騒音を抑えられます。
100均の衝撃吸収パット系ジェルもいいですが、ハムスターがかじれない場所にのみ付けましょう。
ハムスターによっては段ボールやタオルが気になってかじってしまうことがあり、せっかく隙間を埋めていたのにずらされて、騒音が再発します。
できるだけ表に出てこないよう入れ込みましょう。スタンドの形状によって、中が空洞のものは対処が難しいです。
冒頭のハビングハーモニーのホイールはスタンドが空洞で固定が難しかったので、スタンドを木で自作しました。
ホイールスタンド自作後、、、全然騒音無くなりました。扇風機の音より気にならない🙆♀️#ハムスター騒音対策 #ハムスターのいる暮らし #ハムスター理想のケージ pic.twitter.com/r10VjwCkxf
— いちにょっき (@ichinyokki1) August 22, 2020
ケージと回し車が密着していればどんなに回し車を回してもぶつかって音が鳴ることはないので、音が出ているところを見極めて隙間を埋めましょう。
密着させるためにスポンジ付きの黒の強力な両面テープや幅広の粘着力高めの透明テープもおすすめです。
ケージ自体が回し車とともに揺れてうるさい時は下に防音パッドを敷きましょう。
ハムスターが脱出しようと動き回ったりケージをガリガリかじってうるさい時
回し車問題が解決しても、騒音が気になるとき。大抵はハムスターがケージを脱走したいと思いひたすらかじったり登ったりして落ちたりしている時です。
水槽タイプのケージにする
前述しましたが、回し車の音を響かせない、という意味でも水槽タイプがおすすめです。ハムスターを飼う時のケージ選びはとっても大切です。
まず、檻タイプのケージはオススメできません。かじるのに対処ができないので。
中には鼻の頭がハゲてもかじり続ける猛者がいます。ハムスターケージは檻タイプが一般的に思いますが、今は水槽タイプで飼う方の方が多いかもしれませんね。
できるだけ大きめの水槽を選んであげましょう。
プラスチックのクリアケースのような大きめのケージや衣装ケースをdiyしたケージ、水槽などがおすすめです。
現在我が家ではハビンググラスハーモニーを使用しています。
ハムスターの手乗り訓練がしやすく、クリアに見えておすすめです!
出口部分やかじれそうな部分を塞ぐ
ハムスターは一心不乱に脱出口を探してかじっています。いつも自分や飼い主の手が出入りしているところをわかって、そこを突破しようとかじっています。それで出口部分をかじれば脱出できそう、と思わせないようにします。
その部分に掴まるところや、かじる隙があると狙ってきますので、内側から掴まったり、かじったりできないよう、その部分の登る台になりそうなものを動かしたり、
プラスチックの板(下敷きやファイルみたいなハサミで切れるもの)などを内側に取り付けてかじれないように工夫しましょう。
わたしは百均のA4サイズのプラスチックケース(厚みのないやつ)などを切ってよくかじる場所に貼っていました。ツルツルの平面になるのでかじれなくなります。
トンネルや遊べる場所を充実させる
ハムスターは狭くて暗いところが好きで、脱出しても結局狭いところに入り込んで落ちついてることが多いです。
それで、自宅(ケージ)内がハムスターがワクワクする場所になれば脱出しようという気持ちが落ち着きますよね。
シンプルなケージ内を楽しい場所に工夫してみるのはいかがでしょう。
100均にある虫かごにたっぷりのバスサンドを入れてあげるととっても喜びます。おトイレしてしまうこともあるので、匂いのしにくいタイプがおすすめです。ハマってずっと砂遊びしてますが、回し車よりとっても静かです。
ハムスターのおうちを楽しくするためと脱出の思いがかなり抑えられます。ハムスターが楽しめるケージのヒントに、ご覧ください
どうしても音が気になるなら防音対策を
個体差もありますが、どれだけストレスのない生育環境にしていてもどこかしらをかじり続けたり、脱走に全てをかける子もいます。どうしても音が気になる場合はケージごと防音対策をするのはいかがでしょうか。
簡単防音:毛布で包む
毛布は防音対策効果が高いらしいですよ。夏場は無理ですが、温度が適温に保てるなら夜はケージごと毛布で包むのはいかがでしょう。
別の場所に置く
寝室と別にできない場合について書きましたが、昔1Kに住んでいた時に、「この騒音はどうしようもない!」と思って、トイレや洗面所に置いたことがあります。衛生面もあるためあまりおすすめできませんが、緊急時に有効です。押し入れなんかもいいかも。
思い切って散歩させる
思い切りましたが、飼い主は眠りながら散歩させたりしました。自分でケージに戻れるようにしてあげてたら数時間で帰ります。でも寝室で出していると意外と足音うるさいです。
完全防音対策
少しお金をかけてハムスター専用の完全防音ケースを作るのもいいと思います。音は空気の振動で伝わるので、できるだけ空気の通り道を作らないように防音室を作った方が良さそうです。
密度の高い板(MDFボードなど)で外枠作り、遮音シート、吸音材、を貼り付けると防音効果が高まるようです。それぞれを隙間ができないようにしっかりと接着させます。DIY得意な方ならぜひチャレンジしていただきたいですね。ケージサイズを覆えるように、購入時はサイズをよく確認しましょう。
遮音シート
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吸音シート
まとめ
いかがでしたか。回し車がうるさい時、脱走しようとうるさい時、近所迷惑になるのではないかと思える騒音がすることがあります。とってもかわいいハムスターなので騒音対策を工夫しながら上手に飼っていきたいですね。
この記事で紹介した騒音対策におすすめのグッズ
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