ハムスターがなつかない!
ハムスターをなつかせたい!
手乗りにしたい!
ハムスターがなかなか慣れない!
そもそもハムスターはなつくのか?
そんなお悩みの方に
初心者向けのハムスターがなつく方法です。
ハムスターはなつくのか?
まず、そもそも小さい頭脳のハムスター、人間になつく、といったことがあるのか。
答えは なつきます!
正確にいうと、人間といることを心地いい、メリットがある、と感じてくれます。
ハムスターは、子供の頃は母親や兄弟たちと暮らしていますが、大人になったら同性でも異性でも、他ハムとは暮らしません。
縄張り意識が強く、自分のテリトリーに他者が入ってくることをストレスに感じます。
そのため群れて暮らせる動物のように、人間といつも一緒にいたい、という意識はないと思います。
ハムスターがなつかない!
ハムスターなりの”なつく”をふまえた上で、なつかないと感じるのは何故でしょうか。
すごいビクビクされる
ハムスターを飼い始めてまだ日が浅いでしょうか。
ハムスターは小さくて弱い生き物なので、臆病で、警戒心が強いことがあります。
自分よりもとても大きい未知の生き物(人間)や、今まで自分が暮らしてきた安心する匂いや場所ではなく急に全く知らない場所に一人(1ハム)で連れてこられたことに恐怖を抱いているかもしれません。
ハムスターごとに性格が違いますが、最初はビクビクしていても、居心地がいいと感じれば、時間と共に今の家に安心感を抱いてくれるはずです。
半年経つのにまだビクビクしている
数ヶ月経つのにまだビクビクしている場合、2つの原因が考えられるかと思います。
一つは人間がまだ未知の存在。
怖がらせないように、気を使いすぎて、気配を消して接しているかもしれません。静かな部屋に置いて餌をあげるときだけ物音が立つかもしれません。
人間との接触が極端に少ないと慣れません。普段静かな自分の環境に、急に音が入って警戒するかもしれません。
それで人間自身の生活環境は変えず、(もちろんうるさいところにケージを置かない方がいいですが)人間の生活音が聞こえるのが普通の環境、この音がしても何も害はない、ということを日々体感してもらいましょう。
また、最初の1週間は接触を最低限にしますが、ハムスターが今の家に慣れてきたなら少しずつ餌を与えながら接触を取りましょう。
もう一つの理由はちょっと残念な理由ですが、
人間に恐怖を抱いている
慣れていないのに無理やり触ったり、噛まれたときにしつけだと思って叩いたり、寝ているところを無理やり起こしたり、
人間の存在が自分の安心できる暮らしを脅かしているかもしれません。
ちょっと接し方を間違っていたな、と思ったら、ぜひ後述するなつかせ方を参考にハムスターとの関係を再構築してみてください。意外?とハムスターは昔のことを忘れてくれます。
人の手を噛む
ハムスターの歯はとても強くて、プラスチックやら木やら、一晩中かじり続けて穴を開けることもできます。
そんな歯で指を噛まれるとすごい血が出ます。
ハムスターが噛む理由は色々ありますが、その中でも
人間を敵だと思って噛んでくる
だと大変です。人間と接することにメリットを感じていない、デメリットを感じているのかもしれません。
例えば、食べ物は寝ている間に勝手にケージにあって、人間がくれているとは思っておらず、人間との接触はただ自分を触ろうとする大きな手が突然現れる、といった時、自分のテリトリーに敵が侵入してきた!と警戒しているかもしれません。
また
今の環境にストレスを感じている
ことが理由であれば、気が立っている可能性があります。
こんな環境には要注意です!
ケージ内の温度の調節ができていない
排泄物が掃除されずケージ内が不衛生、逆に毎日のように掃除されて自分のおうちでくつろげない(自分の匂いがない)
栄養が足りていない
狭いケージや小さい回し車で運動ができない
多頭飼いされている
一緒に飼っている動物(犬や猫など)から狙われているように感じる恐怖
など。
ストレスのない環境に変えてあげる必要があります。
そのほかの理由で噛んでくる場合、あまり心配する必要はないけど、
飼い主の方が怖がって、ハムスターとの接触を減らすと、なつかなくなってしまいます。
なつくハムスターの種類や性別
種類
ゴールデンハムスター系(キンクマ・長毛種など含む)やジャンガリアンハムスター系(パールホワイトなど含む)はある程度人間に慣れる種類です。
性別
性別としてはオスの方がビビリで大人しいことが多く、メスは好奇心旺盛で動き回ることが多いように感じます。
ビビリの方が慣れるのは遅く感じるかもしれませんが、好奇心旺盛の方が手でじっとしてくれないこともあるので、どちらがいいかはお好みかと思います。
時間はかかっても、大人しめのオスが人の手に慣れると、手乗りに落ち着いてくれます。
ペットショップでの見分け方
ペットショップで購入する際に性格をよく見ることをお勧めします。
初めての人間との触れ合いなので逃げ回ることがほとんどですが、
触る前に・・・お腹を出して寝ている・他のハムスターに踏まれたりしても起きない→警戒心なく安心し切って寝ている
ひたすらご飯を食べていて他のハムスターに邪魔されても気にしない→食いしん坊の気あり、食いしん坊は食べ物に釣られて人に慣れることが多い
といった感じで、観察して性格を見ることができます。
触ってみる・・・手が水槽に入ったときにどんな反応をするか、手を水槽に入れておくと近寄ってくるか、触ると大人しくしているか、興奮して逃げ回り落ちそうになるか
ペットショップの子たちは人慣れしておらず、興奮して逃げ回ることが多いです。まれに手を水槽に入れると好奇心からか近寄ってくる子、さらには手に乗ってくる子もいます。手の上である程度落ち着いて動く子と、何がなんでも逃げ出そうとする子がいます。
※落ち着いてると思ったらフリーズしてただけで家に帰った途端ギーギー鳴き出す(警戒MAX)の子もいたので注意
もし、ペットショップで手に近寄ってくる子、さらには自分から手に乗ってくる子に会えたら、すぐに人間に慣れる子だと思います。
ハムスターがなつく方法
やっと本題のハムスターがなつく方法です。
ここまでの復習です。
ハムスターがおうちに慣れているように見える
生活音、人間の気配にビクビクしていない
起きているときに人間の手が入ってきて餌を置いていってくれる
ここまで環境が整ったら、なつかせタイムです。
人間に慣らす
おやつを使用して徐々に人間との距離を近づけていきます。(主食のペレットは生きる上で必須のものなので、主食ではなく、ひまわりの種やドライフルーツなどのおやつや野菜を使用してなつかせることをお勧めします。)
最初は様子見していると思いますが、徐々に距離が近づいてきます。(1日1回、おやつを使用して2〜3週間目安?)
距離が縮まったら、そのおやつを人間の手から離さないようにしてギリギリまで食べてもらったり、手の上におやつを載せて食べにきてもらったりして、
人間の手に危険がないどころか、美味しいものをくれる手だと認識してもらいます。最終的に手の上まで乗って食べにきてくれるようになるとトレーニング完了?です。
自分から手に乗ってくる
手に乗ってくるには、手に乗るといいことがある、と覚えてもらうことが必要です。
そのいいこととは、外に出してもらえる、おやつがもらえるの2つです。
外に出してもらえる
の訓練をするには横開きのケージがお勧めです。
外に出たがるのは、ケージ内の自分の家が安心できるようになって、飽きてくる頃、別荘を持ちたがる頃です。横開きのケージだとハムスターが出ようとするときに手の上に乗らないと出れない状況になり、乗れば出れる、ということを理解します。手を怖がる場合は最初は服を着た腕で試します。
もし水槽タイプの上からハムスターを出すケージの場合は最初は手に乗ってこないので、手ではなく洋服の上に乗るように誘導できます。
例えばハムスターが何か台を使って上の出口に近付いてるけどなかなか出れない、という時にさらに足台になる洋服付きの手が入ってきたらそこに足をかけようとしてきます。それに慣れると手にも乗ってくるようになります。
おやつがもらえる
の訓練は、部屋の散歩(部屋んぽ)中に行います。
部屋を散歩させていても最初は飼い主に近づいてきません。でも飼い主がじっとしていれば少しずつ好奇心から体に上ってくるようになります。
上ってきても触らずに、ハムスターが上るに任せると、上る楽しみを覚えてくれます。
さらにそこでおやつをあげます。
抱っこするように手の上であげるといいです。
最初はびびっておやつだけもらって落ち着く場所に移動して食べようとします。
慣れてくると抱っこされたまま食べるようになります。
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この記事では実際にハムスターをペットショップで購入した日から時系列順で、どんなふうになつき度が上がっていくかを説明しています。

この記事ではおやつを与える時のなつかせ訓練を細かく説明しています。

ハムスターがなつく方法まとめ
いかがでしたか。ハムスターが人間に慣れるには1日2日では足りません。毎日定期的に人間に慣らす時間と、人間に関わるメリットをハムスターが感じられるようにすることが必要です。
時間をかけて、ハムスターとの信頼関係を作っていけば、数ヶ月経つ頃にはきっと手乗りのハムスターになっていると思います。
ハムスター関連の記事が増えてきたので、見やすいまとめページ作りました!

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