髪の毛よりも細い針を肌に何度も刺すことで、肌のコラーゲン生成を促し、効果の高い美容成分を皮膚に浸透させるセルフダーマペンが流行っています。
ダーマペンの効果は魅力的ですが、デメリットもあります。
この記事ではその中でも色素沈着にフォーカスして、
ダーマペンが色素沈着するといえる根拠、色素沈着の原因を探っていきます。
ダーマペンの効果
ダーマペンは元々医療行為ですが
美容外科で施術すると数万円かかることから、数千円で済むセルフダーマペンをする方が増えています。
ダーマペンというのは商品名のため、セルフダーマペン、と言われているのは正確には他社の類似商品でマイクロニードルを使用したものですが、この記事では分かりやすく、セルフダーマペン、という言葉を使用しています。
今までどうしようもないと言われていた皮膚のクレーター、広がった毛穴、シミやシワにも効果がある、ということで
とても気になる美容法ですよね。
気になるけど怖い、けど気になる、と迷っていた私は
結局思い切ってセルフダーマペンをやってみました。
わたしはmymのダーマスタンプを購入しました。
やってから考えよう、と思ったのですが、実際にやってみて、
ダーマペンの将来的なデメリットを考えたいと思いました。
ダーマペンのデメリット
セルフダーマペンのデメリットや危険性はたくさん挙げられています。
・セルフダーマペンをする前の消毒が十分ではなく、傷口に菌が入り化膿する
・傷ができた部分に美容液をつけるため、肌の内部に異物が入る→アレルギー反応を引き起こす
・凹凸のある顔で技術もないため、施術のムラや傷ができ跡に残る
・ニキビがある場合、アクネ菌を広げてしまいニキビが増える
・弱った肌の保護が不十分で、乾燥・シミが悪化する
特にこのシミの悪化、ですが、色素沈着が現れるのは、数年後です。
ダーマペンをやってみた
デメリットを見た上で、ダーマペンを何度か使用してみました。
最初はこれで少しずつきれいになるかも、と期待も込めて、肌の調子が良くなってる気もしたのですが、
慣れて1mmぐらいでまんべんなくしていくうちに、あまり良くない気がして来ました
ダウンタイムが少ないと言っても、数日顔の違和感があります。
朝、布団の中にいながら、
カーテンは閉めていますが、少しの明るさでも紫外線があたる刺激を感じる気がします。
日焼け止めを塗った後も、ほんとにしっかり防げているのか、不安が続きます。
数日経って、ダーマペンをした部分の顔色が濃くなってる気がして(ダーマペンの赤みもあるのですが)
しかも、狙っていた毛穴の変化もあまり感じられず、それどころか肌全体の赤みや毛穴が数日経っても目立っている気がして
5回やったところで怖くなって来ました。このまま赤みが黒くなって顔全体にシミになったらどうしよう。
ダーマペンでシミが悪化、色素沈着した口コミ
こういった口コミを見ると、ダーマペンをよく考えて使用したい、と思います。
みんな見ろ、これがダーマペンを繰り返した ニキビ跡 クレーター肌 のの姿だ。くっきり肝斑とシミと色素沈着になり、コンシーラーでは消えない死を呼び寄せる呪いだ。セルフダーマペンなど言語道断だ。間隔開けてやっても3年後にはそなたもこのザマだ。毛穴は年齢とともに落ち窪んでくるぞ。#美容垢 pic.twitter.com/oyHx3oQueK
— ʏᴜʟᴅᴜᴢ ♡ Peep Cheep totti يوكو (@shigenobu3839) May 23, 2021
ダーマペンで鼻に色素沈着した。最悪😨
— kita (@kita80732157) March 14, 2022
私はダーマペン合わなくて色素沈着出来たので、先生とよく話してからやるのがいいですよ!!
— りの (@rinorinoriin) January 22, 2022
クリニックでの施術でも色素沈着する場合もあるようなので、素人のセルフダーマペンで色素沈着するかどうかの判断はとても難しいと思います。
色素沈着の原因
色素沈着はどういったときに起こるのでしょうか。
自分の体のなかで色素沈着している、黒ずんでいるところをイメージしていただくと分かりやすいかと思いますが、
色素沈着が起こるのは、いつも下着など何かが当たっている部分、脇などよく体が当たってこすれる部分、ニキビ跡など肌に刺激があった部分です。
肌のターンオーバーで色素沈着が薄くなっていくことはありますが、ターンオーバーの周期は年齢とともに遅くなっていくため、若い時と比べるとだんだん跡が消えなくなっていきます。
色素沈着しやすい肌
クリニックでも肝斑がある方はダーマペンを断られる場合があるようです。
肝斑(かんぱん)、両頬にシミがある場合、シミが悪化する危険性が高いと言われています。
もともとシミができやすい人、
色白、そばかすがある、ニキビ跡が残る、といった方は
セルフダーマペンをして数年後、その形に色が変わってしまう危険が高いです。
また、薄い皮膚、乾燥した肌、弱った肌は紫外線や摩擦などの刺激を受けやすく、シミになりやすいです。
ダーマペンは肌表面に細かい傷がわざと作り、自己治癒を促す、というものですが、
つまり元の肌質に関わらず、ダーマペンをした後の肌は、傷ができて修復途中の肌のため、紫外線、摩擦の影響を受けやすく、シミができやすいと言えます。
痛くないレベルの摩擦ですら、繰り返すことで皮膚に色素沈着を引き起こしてしまうのですから、傷を作るような摩擦が繰り返されると、色素沈着が起きるのも当然ですよね。
シミは年齢とともに濃くなる
少し前に肌診断に行ってきたんですが
肌診断をするとシミ予備軍なるものが撮影され、5年後はこうなりますよ、って画像を出されます。
今は目にはっきり見えないけど、特殊カメラで撮影すると実は少し色がついてる部分が、将来濃くなってシミになりますよ、ということなんですが、
年齢を重ねて肌のターンオーバーが遅くなり、酸化して色素沈着になる時、
今セルフダーマペンで起こしている肌の摩擦が濃い色になっていくのかと思うと、
そういった色素沈着を覚悟した上で、セルフダーマペンをする必要があるのか、
今一度考えたいですね。
ダーマペンの色素沈着対策
ダーマペンの色素沈着リスクが高い理由を取り上げてきました。
色素沈着リスクをできるだけ避ける対策をあげていきます。
・シミを防ぐビタミンC誘導体配合の美容液を使用する
・ビタミンCを摂取する、ビタミンCを消費するアルコール・タバコを避ける
・しっかり保湿して肌を保護する
・ダーマペン後は特に肌の摩擦に気を付ける(マスクの摩擦、化粧水のパッティングなど)
・ダーマペン後は特に紫外線に気を付ける(日焼け止めの使用・日に当たらないように)
・ダーマペンの頻度を下げる(肌が完全に回復するのを待つ)
・ダーマペンを1mm以下にする
・肌にまんべんなく施術する
効果が高いものほどリスクも大きいです。
わたしはリスクを考慮して
ダーマペンをやめました。
でも5回、セルフで体験できたのはよかったです。
美容整形もそうなのかもしれませんが、こういったものはハマってしまうと客観的に見れなくなってしまいます。
他の人から見ると「もうやめた方がいいんじゃ」と引くくらいの状況でも、
少しでも綺麗になりたい!と現状が見えなくなってしまうかもしれません。
たった5回ですがダーマペンで感じる変化はそこまでなかったです。
気持ち、綺麗になってるかも!と思えた時もありましたが
逆に赤みや毛穴が悪化してると感じた時もありました。
一度試したので、自分で納得してできました。
ダーマペンをやる方は、肌のリスクも考えて、ハマりすぎないように、ダーマペンを止めるという選択肢も残してからはじめてみるといいかと思います。
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